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螢の提灯

なんか思いついたリグ霖ネチョ。
18禁につき注意。

参考文献
「霖之助さんの鎖骨ペロペロしたいわぁ」
「霖之助さんの乳首チュッチュしたいよぅ」

没タイトル
『螢の破瓜』


霖之助 リグル







「この人でなし!」


 蹴破られたドアが、鈍い音を立てた。
 蝶番が外れたのだろう。聞き慣れてしまった音。
 修理するための道具とその在庫状況までが一瞬で頭の中に浮かぶ。

 ……そうなってしまった自分と、外から差し込んできた夕陽が、少しばかり目に染みた。

 また厄介事か、とため息を吐きながら霖之助は闖入者へと視線を送る。


「人じゃないのは事実だよ。
 僕は人間と妖怪のハーフだからね」
「そんなの言葉のアヤだよ!
 もう、どうしてそんなことしようとするの、信じられない」


 騒ぎの原因は憤りを隠そうともせずに店内を横切り、カウンターごしに彼と対面した。

 とても怒っているようだ。
 怒られる理由など、とんと思い当たらないのだが。


「すまないが、全く話が見えないんだがね、リグル」


 そう言って、霖之助は肩を竦める。
 しかしリグルはその言葉にますます眉根を吊り上げた。


「さっきミスティアに聞いたのよ。
 霖之助が蛍狩りをしたいって言ってたって」
「ああ……そう言えばそんな話をした気がするね」


 昨晩、ミスティアの屋台で飲みながらその話をした記憶はある。
 リグルはその話をさっき聞いてきたのだろう。

 そしてここに至る、と。


「……それで?」
「それでじゃないよ!
 まさか霖之助がそんなひどい事考えてるなんて思ってなかった……」
「ひどい……?」


 話を聞いてみても、因果関係がよくわからない。
 何かがずれているのだろう。

 霖之助は改めて、彼女に質問することにした。


「リグル、念のために聞くが……蛍狩りがなんなのか知っているかい?」
「えっ? だって螢を狩るんでしょ?
 りんごとかいちごみたいに」


 確かに狩るとはそういった意味を持つ。
 だが。


「君は紅葉狩りでも紅葉を食べるのかい?」
「ええ……? いや、食べないけど……」


 彼女は困惑したように首を振った。
 そこでようやく、ふたりの考えの違いに気付いたようだ。


「そもそも螢は食べられるものでもないだろうに」
「……食べないの?」
「当然だろう」
「なんだ、ミスティアが言うからてっきり……」


 ひょっとしたら、話した相手を間違えたのかもしれない。
 霖之助はこっそりとため息を吐いた。

 しかし螢は毒を持っているとか聞いたことがあるのだが。
 ……夜雀には関係ないのだろうか。


「蛍狩りというのは野にいる螢を鑑賞したり愛でたりすることだよ。
 ……まあ確かに捕まえる人間もいるみたいだけどね。
 僕はそのままの姿が一番美しいと思っているよ」
「えっ……愛で……美……」


 霖之助の言葉に、リグルはなにやら驚きの表情を浮かべていた。
 彼は若干首を傾げたが……気にしないことにする。


「とにかくそんなところだ。
 自分の勘違いがわかったかい?」
「う、うん。ごめんなさい……」
「素直でよろしい」


 頷く霖之助。
 しかし。


「ではあのドアの修理代について話そうじゃないか」


 瞬間、リグルは表情を凍り付かせたのだった。







「まあこんなものかな」


 数度開閉し、確かめる。
 霖之助は修理の終わった玄関のドアを満足げに一瞥し、立ち上がった。

 本来なら壊した本人に修理させるべきだが、このドアは何度も壊されているので
慣れた霖之助が修理するのが一番手っ取り早いのだ。

 それに、リグルには別の仕事を頼んでいた。


「終わったかい、リグル」
「あ、うん」


 見るとリグルは外に向かって手を振っていた。
 彼女にやってもらったのは香霖堂の掃除だった。

 ただし掃除と言っても害虫の、だ。
 つまり香霖堂に住んでいた虫に引っ越してもらったのである。

 しかし害虫は全て取り除けばいいと言うものではない。
 益虫は餌がないと移動してしまうし、下手すればもっとタチの悪い害虫が巣くってしまうかもしれない。
 何事もバランスが大事なのだ。

 虫同士の食物連鎖についてはリグルは口出ししないらしい。
 その辺はドライのようだった。


 それにしても、どれくらいの虫が香霖堂にいたのだろうか。
 少しだけ気になった。
 ……あまり聞きたくはないが。


「それじゃあ、お茶にしようか。
 ……時間的には夕食になるかな」


 見るとすっかり暗くなっていた。
 いつの間にか太陽も落ちてしまっているようだ。

 するとリグルが驚いた表情を浮かべていた。


「私も? いいの?」
「ああ。値段以上の働きはしてくれたからね」


 霖之助自身は虫についてどう思っているわけでもない。
 ハーフという生まれのせいか、蚊にも刺されたことが無いせいだ。

 元より無縁塚で埋葬作業をしていれば多少の虫に動じている暇など無いわけだし。

 そのせいだろうか。
 リグルはここを気に入っているようだった。


 だが虫が店に出ると客足に影響が出る可能性がある。
 そのため、リグルに頼んで定期的に引っ越してもらっているのだが。

 リグルとしては毎回渋っていた。
 曰く、虫にとってこの店は過ごしやすいらしい。
 困った話である。


「先日大量に君向きの商品を入荷してね。
 ちょうどよかったのさ」
「あ、これ美味しいんだ」


 リグルが喜びの声を上げたのは、外の世界の固形蜜だ。

 昆虫用……具体的にはカブトムシ用らしいのだが、彼女はそれが気に入っているようでたまに買いに来る。
 夏が終わる頃に決まって大量に流れ着くのだが、こうやって不定期に入ることもある。


「あ、せっかくだからこれも買い取ってよ」
「ん? ああ、構わないよ」


 霖之助はリグルから小瓶を受け取った。

 透き通るような琥珀色の液体が中に収められている。
 彼女の仲間に作らせた蜂蜜だ。

 商品にしてもいいと言われているので紅魔館のメイドに売るのだが、これがなかなか評判がいい。


「しかし今回は結構な量だな」
「うん。この前幽香さん所の畑を手伝ったら、畑の一部は自由にしていいって言われて」
「なるほどね」


 花の生態に昆虫は欠かせない。
 もっとも彼女の能力ならそれすら曲げることも可能だろうが、幽香の気まぐれ……だろうか。


「せっかくだから少し頂こうか。
 確かこの前スコーンをもらったし……今日は紅茶を入れることにしよう」


 先日咲夜にもらったスコーンを戸棚から取り出した。
 それにリグルが持ってきた蜂蜜を添え、紅茶にも同様に添える。

 蜂蜜尽くしになってしまったが、たまにはこう言うのもいいだろう。
 一通り準備し、カウンターに戻ると……。


「リグル」
「ほふ?」


 リグルに渡した固形蜜はすっかり空になっていた。
 スプーンをくわえたまま、彼女は首を傾げる。


「慌てすぎだよ」
「あ……ごめんなさい」


 彼女の口元についた蜜を拭ってやる。
 自分では気付いていなかったのだろう。

 リグルは少し照れた様子で、やや視線を逸らして呟く。


「り、霖之助も食べたらいいのに、これ」
「いや……僕はこっちで十分さ」


 そう言って、霖之助はスコーンに蜂蜜を付けた。
 甘い匂いがあたりに立ち籠める。


「あ、このスコーン美味しい」
「咲夜にもらったのさ」
「ふぅ~ん……」


 他愛ない話をしながらの、ふたりだけのお茶会。


「ね、ねぇ霖之助」
「なんだい?」


 やがておずおずと、リグルが言葉を切り出す。


「その……やっぱり螢……見たい?」
「まあ、ひと夏の思い出にはちょうどいいだろうしね」
「そうなんだ……」


 最近では幻想郷の螢の数が増えているらしい。
 まさか外の世界で螢がいなくなっているわけでもないだろうが……。

 そんな事を考えていると、やがてリグルが明るい声を上げた。


「ね、連れてってあげようか」
「ん? どこにだい?」
「螢だけが知ってる、秘密の場所。
 螢がたくさんいるの」
「……いいのか?」
「うん、霖之助なら汚したり騒いだりしないだろうし……」


 そこまで言って、俯く。


「それに……霖之助だから……」


 言葉の後半は聞こえなかったが、霖之助はひとつ頷いた。
 せっかくの好意だ。

 それに、螢の妖怪が見せる螢の穴場というのも興味がある。


「それならお願いしようかな」
「うん!」


 リグルはぱっと顔を輝かせた。
 そしてすぐに立ち上がる。


「じゃあ行こうよ。
 そんなに遠くないから歩いていけるよ」


 霖之助の手を引き、今にも歩き出さんばかりのリグル。
 そんな彼女に、彼は苦笑を浮かべた。


「今からかい?」
「虫の一生は短いの!
 のんびりしてる暇はないんだから」
「……妖怪の君からそんな言葉を聞くとは思わなかったよ」


 だが確かに彼女の言うとおりかもしれない。
 蝉などがいい例だろう。
 そう考えると、時間を無駄には出来ない気がしてくる。


「ちょっと待っててくれ」


 霖之助は手早く外出の準備を済ませることにした。
 灯りを消し、鍵をかけ、提灯に火を付ける。


「こっちこっち」
「ああ」


 夜といえど夏なので寒くはない。
 リグルに先導されるように、幻想郷を歩いていく。

 やがて天狗の山の麓に広がる森に辿り着いた。
 小川に沿って歩くと、少し開けた場所に出る。


「ここだよ」


 提灯の灯りを消し、闇に目を凝らす。


「ほう……」


 まるで地上に星空が広がっているようだった。
 聞こえてくるのは木々のざわめきと小川のせせらぎ。

 あともう少し行けば天狗の縄張りだ。
 とはいえ天狗の見張りがこんな入り組んだ場所に来ることはないだろう。
 そう考えれば、螢しか知らない場所というのも頷ける気がする。


「綺麗だな」
「うん……」


 それきり会話は途切れてしまった。
 否、会話が必要無いと言うべきか。


「…………」


 どれくらいの時間を過ごしただろうか。
 長いようでもあるし、短いようでもある。


「そろそろ帰ろうか」
「え? もう?」
「あまり長居するのもよくないんだろう?」
「うん……そうだね」


 何故か名残惜しそうなリグルは、思いついたように顔を上げた。


「ね、霖之助。私が灯り付けてあげようか」
「灯りかい?」


 提灯の蝋燭はあまり残っていない。
 だからと言って森の中なので月明かりが届くわけでもない。


「そうだな。頼むとしようか」
「うん」


 リグルは霖之助から提灯を受け取ると、ぽぅ、と光を灯した。
 螢としての能力だろうか。


「えへへ、どうかな?」
「ふむ、いいと思うよ」


 それからふたり、並んで歩く。
 なんとなく、会話は出なかった。



「ありがとう、リグル」
「…………」


 香霖堂に到着し、別れの時。
 しかし彼女は答えない。


「リグル?」


 不審に思った霖之助が振り返ると……。
 リグルは無言で霖之助に抱きついてきた。

 それからようやく、声を上げる。


「……霖之助、今晩泊まっていっていい?」
「何を……」


 そこで霖之助は彼女の表情を見た。
 頬は赤く、吐息は熱い。

 まるで……何かを我慢しているかのように。


「ねぇ、螢って何のために光るか知ってる?」
「それは……」


 いくつかの説があることは知っている。
 その中で有力なのは、交尾のためだ。

 つまり霖之助はリグルと一緒に、螢の交尾現場を見に行ったということだろうか。
 しかもリグルに光って貰うことを頼んだと言うことは……。


「……まさか」
「…………」


 霖之助はため息を吐いた。

 これが文化の違いだろうか。
 そんな事を考える。

 しかしまあ。


「夏の想い出、か。
 リグルは構わないのかい?」
「……うん」


 コクン、と彼女は頷いた。
 ここまで来て引き下がれと言うのも酷な話だろう。


「……おいで」


 霖之助は、彼女に手を差し出した。
 リグルはその手を取り……困ったように呟く。


「あ、でも……私ちょっと汚れてるかも……」
「ふむ」


 確かに妖怪といえど、夏は汗をかく。
 ならば。


「じゃあこうしようか」









 しゅるしゅると衣擦れの音が響き渡る。
 汗を吸ったそれを洗濯桶に放り込み、風呂場へと足を踏み入れた。

 ……リグルと霖之助、ふたり一緒に。


「……恥ずかしい……」
「君から望んだんだろうに」


 と言っても風呂を沸かす時間はなかったので、風呂に水を張り、大きめの鍋で沸かしたお湯を注いだ。
 即席のぬるま湯風呂の完成である。
 夏だし十分だろう。

 幸い香霖堂の風呂場は広めに作ってあるので、ふたり一緒に入ったところで問題はない。


「……霖之助、お願いがあるんだけど」
「なんだい?」


 彼女の言葉に、振り返る。
 小柄な彼女の身体は、月明かりを受けて白く輝いて見えた。


「あの、私初めてだし、自分で綺麗に洗えないかもしれないから……。
 霖之助に……やって欲しいんだけど」


 そう言って、リグルは自分のタオルを差し出してきた。


「注文の多いお姫様だね」


 霖之助は苦笑しながら、リグルの身体を抱き寄せる。


「……あまり見ないでよ……。
 私の身体……オトコノコみたいだし……」
「見ないと拭けないだろうに。
 それに……そんな事はないと思うがね」


 まずは桶で頭からかけ湯をし、湯に浸した布で丹念に拭いていく。


「……ふぁ」
「じっとしていてくれ」


 まずは頭、顔、首。
 霖之助が触れるたびにリグルの身体はぴくりと動き、こういった経験の無さを伺わせた。


「あ……ん……」


 鎖骨、腋、それから小さな双丘。
 念入りに拭いていく。念入りに。


「霖之助、手つきがいやらしい」
「……そんなことはない」


 注文通りだというのに、その評価はないだろう。
 仕返しついでに、双丘の先端をしごくように拭いておいた。


「ひゃぅ……」
「動くな、と言ったはずだが」
「……いじわる」


 それからお腹、下腹部、そして股間部分へと移動していく。
 身体中を触られて感じてたのか、少し濡れていた。


「……あの……入る……かな?」
「よく濡らさないと無理だろうね」


 おっかなびっくり、と言った様子でリグルは霖之助の男根を見つめていた。

 お互い裸なので隠すことも出来ない。
 とはいえまだ霖之助の分身は起きてもいないのだが。


「そ、そう……なんだ」


 初めてなら怯えるのも無理はないだろう。

 尻からふともも、そして膝。

 リグルの身体全体を拭き終わる頃には、すっかり彼女の頬は上気していた。
 ……まあ身体の隅々まで愛撫したようなものだし。


「つ……次は私の番だね……」
「大丈夫かい?」
「うん……たぶん」


 そう言ってリグルは霖之助に身体を寄せた。
 震えているのは先ほどの愛撫で力が抜けたのか、それとも緊張のせいか。

 リグルは桶で湯をすくい、霖之助にかけ湯をする。
 そして……。


「リグル……?」
「だって私は霖之助の匂い好きだから……」


 リグルはタオルを使わず、自らの舌を霖之助の頬に添わせてきた。


「んむ……ちゅっ……」


 まず口付けから始まり、頬へのキス。
 鎖骨、腕、胸。


「ちゅう……ちゅ……あむ……」


 霖之助がなぞった道を辿るように、リグルは身体を霖之助に密着させる。
 そして下半身まで来たとき……動きを止めた。


「……これ……」
「……まあ、まだ無理だろうね」


 リグルの舌の刺激で、霖之助の息子はすっかり元気になっていた。
 先ほどとは見違えるほどのそれを見て、彼女は目を丸くしている。


「とはいえ、しっかり濡らしても入るかどうか……かな」
「んあっ……」


 霖之助の指がリグルの秘所に触れた瞬間、彼女はもたれかかってきた。
 やはり力が入らないのだろうか。


「リグル、ちょっと体勢を変えてくれないか」
「うん……こう……?」


 上体を起こしたような格好の霖之助を、リグルは膝立ちになりまたぐ。
 そして向かい合って抱き合うように、身体を密着させた。

 少しかがめば膝立ちになった彼女の膣口に、ちょうど霖之助のそそり立った亀頭が当たるような体勢だ。


「ん……ふぅ……」


 霖之助はリグルの小さな尻を揉みほぐしながら、膣のあたりを揉みほぐしていく。
 つぷ、と濡れた割れ目に指の先を入れこむ。


「ふぁぁ……んぅ……」


 それだけで、彼女の身体はビクンと跳ねた。


「んっ……ふぅ~……」


 大きく息を吐き出すリグル。
 いきなりで驚いたのだろう。

 霖之助は肩を竦め、苦笑を浮かべる。


「すまないね。だがゆっくりと慣らしていけばいいさ。
 今日が無理でも……」
「ダメ」


 しかし彼女は首を振った。


「だってせっかく……霖之助と……」


 そう言うと彼女は悔しそうに口を結ぶ。


「わかったよ」
「ほんと?」
「だが無理は駄目だ」


 その様子に根負けしたように、霖之助はひとつ頷いた。


「んあ……ふぅん……はぁ……」


 指の第一関節。
 そして第二関節。

 ゆっくりと、ゆっくりと挿入していく。


「はぅ……んんぅ……」


 指を動かすたびに、彼女の口から甘い息が漏れた。
 とろんとした瞳が、霖之助を捉えて離さない。

 そんな彼女に答えるように、霖之助も彼女を抱きしめる。


「少しキツいかもしれないが……」


 次は2本。彼女の膣内へ侵入を果たした。
 リグルの身体がビクンと揺れる、


「ひゃぁあぁ……ぅあ……」


 口の端から漏れた唾液が、霖之助の身体を伝う。
 膣口の横、淫核を刺激すると、快感に濡れた彼女の瞳が一層大きく見開かれた。


「あ……霖之助……」
「うん?」


 目の端に涙を浮かべ、羞恥に顔を染めながら。


「ごめ……」


 彼女が言い終わらないうちに、霖之助の手に温かいものが触れた。
 尿道から漏れ出た黄金色のそれは、自らはおろか霖之助の下半身までもびしょびしょに濡らした。


「えっと……あの……」


 チョロチョロという音が止み、ようやく彼女は顔を上げる。


「……よく濡れた?」
「日本語としてはあっているが……」


 どう答えようか。
 霖之助がそう考えた瞬間、リグルは少し身体を沈めた。


「ん……あぅ……」
「リグル、あまり無茶は……」


 亀頭が締め付けられるような快感に、霖之助は言葉を切る。
 否、彼女の視線が全てを言わせなかった。


「先っぽだけ……なんとか入ったよ……」
「……ああ」


 涙を浮かべ、それでも嬉しそうにリグルは微笑む。

 そんな彼女を、霖之助はそっと抱きしめた。


「んむ……ちゅむ……」


 リグルは霖之助に抱きつき、チロチロと可愛らしい舌で霖之助を舐める。
 ……霖之助の乳首を舐めながら、リグルは首を傾げた。


「ねぇ、男の人もやっぱりここ舐められると気持ちいいの?」
「……ノーコメントだ」


 実際、体格差もあって彼女を抱きしめると霖之助の腕の中にすっぽりと収まってしまう。
 背徳感すら覚えるそれに、苦笑を漏らしていた。


「ん……少し動けそう……」


 なんとか、と言った様子でリグルは身体を上下させる。
 しかし極上の蜜のようなそれは、人間では有り得ないほどの快感へと霖之助を誘っていく。


「霖之助……気持ちいいの?」
「……ああ、まあまあかな」
「本当?」


 自分はもう息も絶え絶えだというのに、リグルはその言葉を聞いて、嬉しそうな表情を浮かべた。

 ゆっくりと移動するそれはもどかしさすら快楽に変え、霖之助を昂ぶらせていく。
 見上てくる彼女の瞳が、愛しさに染まっていた。

 ……だからこそ、リグルが苦しそうにしているのは忍びない。


「リグル……」
「ほえ?」


 霖之助は彼女の背中に手を回し、尻穴と羽根の付け根を刺激する。


「ちょっ……霖……やっ……」


 バタバタと暴れようとするリグルだったが、身体の中心を男根にとって貫かれているせいか全く力が入っていない、
 それどころか自分で押し込めるような形になり……一層快楽の渦へと落ちていく。


「それダメ……ダッ……あ……」


 霖之助の指が動くたび、彼女の痙攣も激しくなっていく。
 それはつまり、彼女の絶頂が近いことを意味していた。


「あ……ああ……」


 ガクガクとひときわ大きく動いたあと、やがてすっかり脱力してしまった。

 先ほどの残りか、尿道から残りの水滴が水音を立てる。


「リグル……?」


 返事がない、
 どうやら気を失ってしまったらしい。

 まあ問題はないだろうが、霖之助はゆっくりと彼女の身体を持ち上げようとして……。


「……おや?」


 大きさのせいか、それとも膣痙攣でも起こしてしまったのか。

 このまま霖之助も果ててしまえば小さくなるだろうが、意識のない彼女を性処理用の道具のように扱うのは気が引けた。

 どうしたものかと考えていると……。


「霖之助……」


 どうやらリグルが起きたようだ。
 気を失ってたのも一瞬のことだったらしい。


「……好きにして……いいよ」


 その言葉に、霖之助は少しだけ驚いた。
 だがこれだけ身体をあわせていれば、わかることもあるらしい。


「だって、霖之助……まだ最後までいってないんでしょ?」


 リグルの目は真剣だった。
 真剣に……そう思っているのだろう。


「……わかった」


 その想いに答えるように。
 霖之助はしっかりと頷いた。









「大変だったみたいですね」
「ああ、大変だった」


 女将の言葉に、霖之助は肩を竦めた。


「でも結果がよかったみたいでいいじゃないですか」
「まあ、ね」


 複雑そうに、頷く。
 後悔はしていないし、よかったとも思ってる。
 それは確かだ。


「思うんだが……」
「はい?」


 しかし疑問点がひとつ。


「もしかしたらわざと彼女を焚き付けた人物がいる気がしてならないんだよ」
「そうですか?」
「そうだとも」


 霖之助は頷いて見せた。
 だが目の前の彼女には、少しも焦った様子はない。


「そもそも螢狩りをしたらどうかと……僕は君から聞いたんだからね」
「そうですか」


 ただ彼女は頷く。
 大したことはない、と言わんばかりに。


「それで、なにか?」
「いや……ただそれだけだよ」


 霖之助も、言ってどうなるものとは思っていなかった。
 ただ言っておきたかった。それだけだ。


「リグル、待ってるんじゃないですか?」
「まだ約束の時間には早いさ」
「でも、もう待ってると思いますよ」
「そうかい?」
「そうですよ」


 女将が頷いたのを見て、霖之助は腰を上げた。

 開店前の鰻の屋台。
 当然ながら、他に客はいない。


「じゃあ、勘定はここに置いておくよ」
「はい、ありがとうございました」


 勘定……お銚子1本にはやや多めの硬貨を置き、霖之助は屋台をあとにした。


「友達だもん。応援するよ。
 ……でも……やっぱり……」


 その背中を見送りながら……少女は呟く。

 また来てくれるだろうか。
 ひとりで? それとも、ふたりで?


「……今日のメニューは、涙酒、かな」

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非公開コメント

No title

あれ、次はミス霖です?^q^(

No title

リグ霖とか大好物ですけど

誤字報告
そのせいかろうか → そのせいだろうか

No title

ちょ、最後の最後でなんてフラグを!
次は女将すちー×霖之助ですね!

リグルっていつも何を食べてるんだろうか?
と疑問を浮かべたのは、俺だけで良い

最後のはミス霖フラグと見てよろしいですね?

薔薇色のノーマルカプktkr にしてもほんと最近は蛍みなくなったなぁ…

なぜ誰も
『螢の破瓜』
について触れないんだ

No title

不覚にもラストのミスティアにうるっと来そうになりました。

そのうちミス霖もお願いしますね!
プロフィール

道草

Author:道草
霖之助がメインのSSサイト。
フラグを立てる話がメインなのでお気を付けください。
同好の士は大ウェルカムだよね。
リンクはフリーですが、ご一報いただけたら喜びます。

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ついったー。

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